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1. IFAAの生い立ち | ||
INTERNATIONAL FARMERS AID ASSOCIATION(IFAA)は、米国の社団法人(非営利団体)で世界農業者の農業研修プログラムです。この組織は、米作農家で知られる故国府田敬三郎氏(初代会長)の提唱で始まり、外国から来る農業者を援助することから発しております。 既に1952年から現在に至るまで4500名以上の研修生が我々の機関を通じて帰国し、世界の食糧生産に携わって大切な役割を果たしております。
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2. 教育方針 | |
日本の若者達が未来に向け、最先端ファーミング、アグリビジネス又は企業に就職するにあたって人間形成が如何に重要であるか承知のことと思います。 IFAAでは、その基本である人間作りを教育方針に掲げ、働きながら学ぶこと(Learning by Doing)を実践しております。ただ知識だけの技術を持っていても人間の中身ができていなければ、実際に社会に出たとき、よい結果は生まれないのです。 百姓というのは百の姓と書くように百の種類の仕事があり、この中で学ばなければならないことは多々あります。例を挙げれば、酪農は、機械、建築、土木、土壌、環境、病理、植物生理、肥料、飼料、会計、経営など百種類もあります。農業という仕事は、人間の基本的な仕事ですから、どの人でもこの1年の経験が将来必ず生かせるのです。 従って、これから就農しようとする者、又、その他の者が、1年間、この米国の土地で、自分の足でしっかりとアメリカ大陸に立ち、厳しい自然の中で色々な体験をすることは大変なことです。しかし、その中で自分を見つめ、一人歩きすることが重要であり、それが自立心を養わせ、汗を流すことを惜しまない青年を育成するのです。 この研修事業は渡米前に研修生がしっかりした目的意識、当人のやる気さえ持っていれば、必ず成し遂げられます。 米国滞在中に米国の農家が心から農業を誇りに思っていることを学びます。これは本当に素晴らしいことです。この価値ある仕事である農業を身をもって米国で体験できることは、農業を従事するもののみならず、この経験が人生において必ず生きてくると確信しております。 |
3. IFAAのスタッフ | |
全員大学の農学部を卒業し、米国で農業研修の経験を最低1年以上持っているので研修生の立場で細かい指導ができるのが特微。 |
4. コーディネーター | |
年に2回必ず農場を訪問し、2回のオリエンテーション、2回の研修(セミナー)、計6回研修生と接する機会をもち、研修生の抱えている問題解決に全力を尽くしています。 |
5. 契約 | |
IFAAは、研修生と契約を交わし、配属農家とも契約を交わしています。また、例として米国内において研修生がレンタカーを借りない、車を所有しないことについても契約を交わします。(21歳未満は親からの承諾(サイン)も必要) |
6. 保険 | |
海外旅行傷害保険は、研修生が契約を渡米前に済ませるものとします。 |
7. 期間(レギュラープログラム) | |
渡米日 3月(12ヵ月滞在) |
8. 配属地域 | |
ハワイ州(オアフ島、ハワイ島、マウイ島) |
9. 業種 | |
花奔(鉢物、菊、バラ、カーネーション)、酪農(パラー、パイプライン、フリーストール)、 |
10. オリエンテーション | |
危険防止についての説明及び以下のことを行います。 |
11. 研修(セミナー) | |
1)目的 |
12. 最終旅行 | |
農場研修を終了し、レポート、宿題をすべて提出した者に対し8日間与えられます。 |
13. IFAA研修旅行 |
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全員参加。計7日間。 |
14. 最終オリエンテーション | |
最終的な書類の手続き、並びに反省会、修了証書授与式、送別会等を行います。 |
15. 農場研修内容 | |
業種によって内容は異なりますが、一般的に朝6時から夜6時(昼食も含む)、農業に関するすべてのことを自分から何でもやり仕事全体を通じて学び取ることを目的とし、また自分の学びたいものを専門的に勉強できるよう努力するものとします。 |
16. 研修修了証書 |
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研修を無事修了し、月々の宿題、レポート、そしてプロジェクトレポートを提出した者に対し修了証書を与えます。優秀な者に対しては、ブルーリボン賞が与えられます。 |
17. IFAA予算 |
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IFAA事業は、自給自足(Self Supporting)を基本としています。 |
18. 渡航前の準備、その他 | |
a. 渡航時持参金 |
19. 強制送還 | |
IFAAのルールに則り、違反した者は、日本へ強制送還とします。 |
20. 就職活動について | |
最近の傾向としては目的、または積極性のある人が求められています。ゴールのない人が入社しても長続きするはずがなく、退職するのは当然です。 |